まちの防災の取り組み(緊急時の備え)

今津自主防災会と共催で、防災の取り組みとして避難・火災訓練を行っています。

1994年(平成6年)8月今津中学校校庭で、地域をあげての災害訓練を行いました。火災消火のバケツリレーや炊き出し等大勢の住民が参集しました。その翌年1995年(平成7年)1月17日に起きた阪神・淡路大震災では、今津地域でも10数人の犠牲者と建物損壊の被害がありましたが、震災直後、連合会役員が今津小学校に集まり、被災者に炊き出しや物資の配布等を行う体制を整えることができました。これも前年に防災訓練を行っていたことが役立ったのだと思います。

1996年(平成8年)から2005年(平成17年)の10年間は1月16日に大東公園で災害・火災・避難訓練を行っていました。現在は1月第3日曜日に変更となり、AED研修や震災講話等の多彩な取り組みをしています。2010年(平成22年)12月には、“地震・津波に備えて”避難場所や災害知識を盛り込んだ今津地区防災マップを作成し、全戸に配布しました。

2011年(平成23年)3月に起きた東日本大震災で津波の恐ろしさを実感し、2012年(平成24年)からは防災訓練の日時を3月第3日曜日に変更しました。2015年(平成27年)3月15日には、津門中央公園(防災公園)で西宮市地域防災啓発課、上下水道局、今津消防団と協働で、200人余りの方が集まって、災害時の対処法や消火体験等の防災訓練を行いました。

今津連合福祉会では、大阪湾に面している今津地域を守るため、常に地震・津波等の災害に備えて、津波・高潮対策施設に係る研修等も行い、災害が起きた時の対策を考えています。

津門中央公園(今津地域にある防災公園:防災関連施設を設けている公園)

阪神・淡路大震災後に整備した津門中央公園には、災害時の備えとして、各種資材等を保管する備蓄倉庫、水道水を確保する耐震性緊急貯水槽や生活用水等、さまざまな用途に利用できる非常用井戸等が設置されています。
【設置されている防災設備】手押しポンプ、井戸、緊急用貯水槽、自家発電施設、災害用トイレ、炊き出しウォール、かまどベース、備蓄倉庫